経口補水液 読み:ケイコウホスイエキ
とは、
『脱水症状の改善を目的とした飲みもの』
概要
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経口補水液は、脱水状態に陥った体に対し、水分と電解質を口から効率よく補給するために設計された飲料。
水にナトリウムやカリウムなどの電解質、そして少量の糖分がバランスよく溶けており、腸からの吸収が高められるようになっている。
体内で重要な電解質には、ナトリウム(Na⁺)、カリウム(K⁺)、塩化物(Cl⁻)、マグネシウム(Mg²⁺)などがあり、これらは神経伝達、筋肉の動き、体液バランスなどに深く関わっている。
経口補水液は、発熱・下痢・嘔吐・熱中症などによる水分・電解質の喪失時に有効であり、特に高齢者や子どもにとって重要な対処手段となる。
スポーツドリンクと比べると、ナトリウム濃度が高く、糖分は控えめに調整されており、医療や救急の現場でも使用されることがある。
語源
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経口「口からのむこと」補水「水分をおぎなう」液「液体」という意味から。つまり「経口補水液」は「口から飲んで水分と電解質を補うための液体」を表す言葉。医療・健康管理の分野で使われる専門的な用語。