GATS協定 (がっつきょうてい)

General Agreement on Trade in Services 読み:ジェネラルアグリーメントオントレードインサービシズ
GATS 読み:ガッツ
サービスの貿易に関する一般協定 読み:さーびすのぼうえきにかんするいっぱんきょうてい
とは、

概要

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GATSは、WTOの枠組みに含まれる国際協定であり、サービス分野における貿易の自由化と公正なルールづくりを目的としている。

1995年に発効し、通信、金融、運輸、教育、観光など、幅広いサービス業を対象とする。

各国は、自国がどの分野をどの程度開放するかを「約束表」で定め、それに基づき交渉・実施が行われる。

内外無差別(外国企業と自国企業を同等に扱うこと)や市場アクセス(制限の撤廃)などの基本原則を定めており、透明性・公平性を高める国際的な枠組みとして位置づけられている。

語源

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General「一般的な」Agreement「協定」on Trade「貿易に関する」in Services「サービス分野における」で、「サービス貿易に関する一般的な協定」という意味から。

この協定は、1986年から1994年にかけて行われた「ウルグアイ・ラウンド」(GATT交渉の一環)で策定され、1995年にWTOの発足とともに正式に発効した。物品貿易を扱うGATTに対し、GATSサービス分野における国際ルールを整備する目的で設けられた。

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