
viola 読み:ヴィオラ/ビオラ
とは、
『バイオリンよりもやや大きく、音域が中音域にある弦楽器』
概要
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ヴィオラは、バイオリン属の弦楽器の一種で、形状はバイオリンに似ているが一回り大きく、音域は中音域に位置する。
通常4本の弦を持ち、C–G–D–A(低い順)の調弦で演奏される。
バイオリンの高音とチェロの低音の間を埋める役割があり、オーケストラや室内楽では中音域を支える存在として重要。
音色は、柔らかく落ち着いた響きが特徴で、しばしば「内面的」や「渋い」音色と表現される。
独奏楽器としてはバイオリンほど目立たないが、20世紀以降はヴィオラのために書かれた独奏曲も多く存在する。
語源
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「Viola」はイタリア語に由来し、「弦楽器」を意味する言葉として中世から存在していた。
もともと「ヴィオール(viol)」という古楽器群の中から発展した名前であり、バイオリン属の中音域担当として定着した。英語でもそのまま viola と表記される。