
弦楽器 読み:ゲンガッキ
とは、
『弦を振動させて音を出す楽器』
概要
詳細≫
弦楽器とは、張られた弦を弾いたりこすったり叩いたりして、その弦の振動によって音を出す楽器のこと。
弦の素材や太さ、長さ、張力によって音の高さや音色が変わる。
代表的な弦楽器には、バイオリンやギター、チェロ、ハープ、馬頭琴、三味線などがある。
弦の数や演奏方法、構造は多様で、民族楽器からクラシック音楽・現代音楽に至るまで幅広く用いられている。
分類
詳細≫
演奏方法によって以下の3種類に大別されることが多い。
打弦楽器(だげんがっき)
弦を打って音を出す。(例:ピアノ)
擦弦楽器(さつげんがっき)
弦を弓でこすって音を出す。(例:バイオリン)
撥弦楽器(はつげんがっき)
弦をはじいて音を出す。(例:ギター・ハープ)
語源
詳細≫
弦「張られた糸や線」楽器「音を出す道具」の二語から成る。中国語や西洋語にも同様の概念があり、英語では「stringed instrument(ストリングド・インストゥルメント)」と呼ばれる。日本語では明治以降、西洋音楽の用語を翻訳・定着させる過程で「弦楽器」という表現が広く使われるようになった。