貞淑 読み:テイシュク
とは、
『心が正しく、しとやかで、操を守っているさま』
概要
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「貞淑」は主に女性に対して使われる言葉で、心が清らかで慎み深く、浮ついたところがなく、道徳や礼儀をわきまえている様子を表す。
古くは、妻としての理想像や美徳を称える場面で使われることが多かった。現代ではやや古風な響きを持ち、フォーマルな文章や文学作品などで見られることが多い。
例文
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・彼女は貞淑なふるまいで、周囲の信頼を集めていた。
・昔の小説には、貞淑な妻が理想として描かれていることが多い。
語源
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貞「みさおを守る」淑「しとやか、きよらか」を意味する漢字で、それぞれ中国古典において美徳を表す語。これらを組み合わせた「貞淑」は、古代中国の女性の理想像を表す言葉として成立し、日本にもその思想とともに伝わった。古典的な価値観に基づいた言葉。