操 (みさお)

読み:ミサオ
とは、

『節度を守り、心や行いを正しく保とうとする意志や態度』 

概要

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「操(みさお)」は、人としての正しさや節度、貞節を守ろうとする心のあり方を指す言葉。

特に女性に対して、「異性に対する貞節」や「純潔を守る心」といった意味で使われることが多いが、男女を問わず「信念を貫く姿勢」や「誠実さ」という意味でも用いられる。

道徳的な美徳や精神的な強さを強調する場面で使われる古風な表現。

例文

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・逆境にあっても彼はを守り、信念を貫いた。

・昔の物語には、を重んじる女性の姿がよく描かれている。

語源

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「操(みさお)」の語源には諸説ある。一般には、漢語の「操(と)る」に由来し、「心を制御する」「節度を保つ」といった意味から、「信念」「貞節」といった精神的価値を表すようになったとされる。
一方で、和語の「御青(みさお)」を原義とし、常緑樹の青さに見立てた「不変の美しさ」「節操を保つ美徳」を語源とする説もある。

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