山吹色の菓子 (やまぶきいろのかし)

山吹色の菓子 読み:やまぶきいろのかし
山吹色のお菓子 読み:やまぶきいろのおかし
とは、

概要

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山吹色の菓子とは、表向きには高級な和菓子などを意味するように見えるが、実際には金品、特に金銭による賄賂を指す隠語的な言い回し。

直接的な表現を避け、柔らかく、かつニュアンスで金銭の受け渡しを示すために使われる。

時代劇や時代小説、またビジネスの皮肉交じりの表現などで見かけることがある。

語源

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山吹色」とは黄金に近い黄色を指し、金貨(特に江戸時代の小判)の色にたとえられたことから生まれた表現。
つまり「山吹色=金(かね)」であり、「菓子」は贈り物の体裁を装った婉曲表現。
これらを組み合わせた「山吹色の菓子」は、金の賄賂をやんわりと示す言葉になった。

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