紫河車 読み:シカシャ
とは、
『人の胎盤を乾燥させた生薬』
概要
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紫河車とは、人の胎盤を乾燥・粉末化した漢方薬で、古くから滋養強壮の目的で使われてきた。
体力の低下や血の巡りの悪さ、ホルモンの乱れなどを整える働きがあるとされ、虚弱体質の改善、産後の体力回復、更年期障害、不妊、免疫力の向上などに用いられる。
現代ではプラセンタ療法として医療や美容の分野でも応用されている。

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語源
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中国の伝統医学に由来し、「紫」は高貴さや尊いものを表し、「河車」は水車に似た胎盤の形を指すとされる。
唐代の薬物書『本草拾遺』などにも記載がある。
古くから「人の精を補う特別な薬」として扱われていた。