
鳥居 読み:トリイ
とは、
『神と人間の世界の境界とされる建造物』
概要
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鳥居とは、神社の境内と俗世との境界を示すために設けられた構造物。
現在では神社の象徴の一つとされているが、歴史的にはその起源や用途が必ずしも神道に限定されていたわけではない。実際、奈良時代や平安時代には仏教寺院の中にも鳥居が立てられていた記録がある。
明確に「神社=鳥居」というイメージが定着するのは、江戸時代以降である。
歴史的背景
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日本では神仏習合といって、神道と仏教が長らく混ざり合って信仰されていた時代が続いていた。そのため、寺にも神を祀る「神宮寺」が建てられたり、仏教施設の中に神を祀る空間があったりした。その一環として、寺にも鳥居が立てられることがあった。
語源
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「鳥居」の語源には諸説あるが、有力な説のひとつは「鳥が止まる所=鳥居」とするもので、神の使いとされる鳥が宿る場所という意味が込められていたとされる。