逆ザヤ (読み)ぎゃくざや

逆ざや (ギャクザヤ)
とは、

『仕入れ値と売値の関係が、本来あるべき状態と反対になっていること』

『本来利益を得られるはずの投資において、損失となること』

概要

逆ザヤとは、相場の価格を比較したとき、本来高くあるべきものが安く、安くあるべきものが高くなる現象をを指す。

また、投資において本来得られるはずの運用利益が得られず、逆に損失となる状態をいう場合もある。

逆ザヤの例

生産者価格と消費者価格

増産のために生産者への支払い価格を高くするが、国民生活の安定のために消費者に売る価格を低くすることで、間に入る業者は逆ザヤとなる。

保険会社の利益

保険会社は、本来保険料として集めた資金を運用し利益を得るが、バブル崩壊などにより運用利益が低下すると、保険金の支払い額が運用利益を上回り逆ザヤとなる。

語源

「さかさま」サヤ相場における価格差」で、「買値と売値の価格差が逆転する」という意味から。

同義語

逆差也

逆鞘

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