食わせ者/食わせもの 読み:クワセモノ
とは、
『見かけによらず油断できない人物』
概要
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「食わせ者」は、外見や態度は穏やかそうに見えるが、実際はずる賢かったり、裏に何かを隠していたりするような人物を指す言葉。
見た目や言動だけで判断すると本性を見誤るような人を、警戒や皮肉を込めてこう呼ぶ。
例文
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・あいつはなかなかの食わせ者だ。
・見た目は優しそうだが、食わせ者だった。
語源
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「食わす」の連用形「食わせ」に「者」が付いたもの。
「食わす」は「食べさせる」という意味のほか、古くは無理に何かを押しつけたり、人をだましたりする意味も持っていた。
「食わせ者」とは、直訳すれば「人を欺く者」という意味になり、そこから「一見信用できそうに見えるが、実はそうではない人」を表す言葉として定着した。