日本語

水引 (みずひき)

水引 読み:ミズヒキ
とは、

概要

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水引とは、贈り物や金封、祝儀袋・不祝儀袋などに結びつけられる装飾的なひもで、和紙のこよりに糊を引き、乾かして固めたものが基本である。
色や結び方によって意味が異なり、慶事や弔事に応じて使い分けられる。

水引は単なる装飾ではなく、「人と人との縁を結ぶ」象徴としての役割をもつ。
また、「心を込めて丁寧に包む」という日本独自の礼儀や美意識を表す文化でもある。

語源

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水引の起源は飛鳥時代にさかのぼるとされ、中国からの贈り物に紅白の紐を結びつけたのがはじまりと伝えられている。
当時は「水引の紙」と呼ばれる和紙に水糊を引いて作ったこよりを使用していたため、「水引」という名称が生まれた。

その後、室町時代には贈答の文化とともに定着し、江戸時代にかけて種類や意味がさらに多様化した。

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回し/廻し (まわし)

回し/廻し 読み:マワシ
とは、

概要

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回し/廻し」は、物を回転させる行為、あるいは順に巡らせる行動や道具などを指す言葉。

文脈によって意味が異なり、たとえば相撲の「まわし」、芝居や映画の「台詞回し」、仕事の「段取り回し」など、幅広く使われる。

廻し」は旧字体で、「回し」と同義だが、文語や伝統的な文脈で用いられることが多い。

語源

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動詞「回す」の連用形に由来し、「物事を循環させる」「順々に送る」という意味から派生した。旧字「廻」は「めぐる」の意味を含み、より古風な表記として用いられる。

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霧散 (むさん)

霧散 読み:ムサン
とは、

語源

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きり「ちる」で、「霧のように散る」という意味から。

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一筆箋 (いっぴつせん)

一筆箋 読み:イッピツセン
とは、

概要

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一筆箋とは、ちょっとした用件や挨拶、礼状などを簡潔に書くために用いられる、細長い紙の便箋である。

封書ほどかしこまらず、電話やメールよりも心のこもった伝達ができる手段として用いられる。

紙のサイズは一般的に縦長で、数行程度の文章が書けるようになっている。

美しい和紙や季節の柄があしらわれているものも多く、贈り物に添える際などにも好まれる。

語源

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一筆「一通の手紙、ひとこと書き添えること」便箋」という意味。一筆を記すための便箋、という意味から「一筆箋」と呼ばれるようになった。

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便箋

不条理 (ふじょうり)

不条理 読み:フジョウリ
とは、

概要

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不条理とは、物事の筋道道理に合わず、理屈が通らないことを指す言葉。

常識的に考えて理解できない状況や、納得できない不合理な出来事に対して使われる。

哲学や文学では、人生そのものの意味のなさや矛盾を表現する際にも「不条理」という概念が用いられる。

日常生活では、「不条理な目に遭う」「不条理な要求」といった形で使われることが多い。

語源

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「〜でない」条理道理にかなった正しい考え」という意味から。

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条理