日本語

日食 (読み)にっしょく

日食 (ニッショク)
とは、

条件

日食は、太陽と月の規則的な運行周期の一致により、太陽・月・地球が一直線に並ぶことによって起こる。

種類

皆既日食
(かいきにっしょく)

太陽の全体が隠される場合を「皆既日食」という。

由来は、「すべて」「尽きる」で「食べ尽くす」という意味から。

金環日食
(きんかんにっしょく)

月の外側に太陽が少しはみ出し、細い光の輪が見える場合を「金環日食」という。

由来は、「輪の形」で、「金の輪」という意味から。

部分日食
(ぶぶんにっしょく)

月によって太陽の一部が隠される場合を「部分日食」という。

金環皆既日食
(きんかんかいきにっしょく)

ある地点では皆既日食、別の地点では金環日食として観測される場合を「金環皆既日食」という。

頻度

日食の頻度は、その地域の緯度経度によって異なる。

地球全体で見ると、毎年2回から5回の日食が起こる。回数に幅があるのは、交点が移動するため。

語源

元々は “日蝕” と書き、「むしばむ」で、「太陽がむしばまれる」という意味から。その後、”” が公用文では使えなくなり、 “日食” と書かれるようになった。

関連記事

緯度

経度

強か (読み)したたか

健か (シタタカ)
とは、

語源

したた「確かなこと」「接尾辞」で、「確かな状態である」という意味が語源。

古語で、したたかなり「手堅い、確かだ」「頑丈でてごわい」といった意味で使われ、その後、現代語として現在の形となった。

強か” も “健か” も当て字。

関連記事

原虫 (読み)げんちゅう

原虫 (ゲンチュウ)
とは、

原生動物と原虫の違い

元々、原生動物と原虫は同義であったが、現在では原生動物の中で感染症の原因となるものを “原虫” と呼ぶ。

関連記事

原生動物

真核生物