日本語

事変 (じへん)

事変 読み:ジヘン
とは、

概要

詳細≫

事変は、国際法上の「戦争」には当たらないが、実際には軍事行動や武力衝突を含む大規模な事件を表すために使われる言葉。

特に日本では、1931年の「満州事変」など、戦争という表現を避けつつも事実上の戦争状態を指す場合に多く用いられた。

例文

詳細≫

・歴史の授業で、満州事変について学んだ。

語源

詳細≫

「できごと、事件」「変化、異常なできごと」で、つまり「通常ではない大きなできごと」という意味から。
主に歴史的・軍事的文脈で使われる漢語。

関連記事

満州事変

玉音 (ぎょくおん)

玉音 読み:ぎょくおん/ぎょくいん
とは、

概要

詳細≫

玉音は、天皇が発する声や言葉を尊敬を込めて表す漢語。

特に1945年8月15日に昭和天皇がラジオを通じて国民に向けて発した終戦詔書の音声(玉音放送)で広く知られる。

日常的には使われず、儀式や歴史的文脈で用いられる格調の高い表現。

例文

詳細≫

・その式典では玉音が厳かに響き渡った。

語源

詳細≫

「美しい」音「おと、こえ」。と言う意味から。
つまり「玉音」は「貴く美しい声」、特に天皇の声を指す尊称として使われる。

関連記事

天皇

玉音放送

怖気 (おじけ)

怖気 読み:オジケ/オゾケ
とは、

概要

詳細≫

怖気は恐怖や不安を感じて気持ちや体がすくむ状態を表す名詞。

実際の危険に直面したときだけでなく、想像や緊張によっても起こる。

日常的な場面から文学的表現まで幅広く使われる。

例文

詳細≫

・高い場所に立った途端、足に怖気が走った。

・試合直前に怖気づいてしまった。

語源

詳細≫

「おそれる」『気持ち」と言う意味から。
つまり「怖気」は「恐れの気持ち」を表す熟語で、日常会話から文学作品まで用いられる。

関連記事

思春期 (ししゅんき)

思春期 読み:シシュンキ
とは、

概要

詳細≫

思春期とは、子どもが身体的にも精神的にも成長し、大人としての性質や能力を備えていく時期のことをいう。

思春期は、児童期と成人期の間に位置し、身体的・精神的な成長が著しく進む時期。

性成熟が始まり、生殖能力を獲得するとともに、自我の確立や価値観の形成が進む。

親からの精神的な自立や社会的役割への適応の準備が行われる時期でもある。

語源

詳細≫

思春期」は「春を思う時期」という漢字表記だが、この「」は「性」を意味する。
つまり、「思春期」とは性の芽生えを意識し始め、子どもが生殖能力を得て大人へ成熟していく過程を表す言葉である。

関連記事

最後通告 (さいごつうこく)

最後通告 読み:サイゴツウコク
とは、

概要

詳細≫

最後通告とは、交渉や問題解決の場面で、これ以上の譲歩や猶予がないことを伝える最終的な警告や告知を指す。

法律ビジネス、日常生活など広い範囲で用いられ、相手に決断や行動を促す目的がある。

最後通告が無視されると、契約解除や法的措置など具体的な結果につながることが多い。

語源

詳細≫

最後「終わり、最後の」通告「知らせること」を意味する。
これらを合わせて「最終的な告知や警告」を表す。

関連記事

最後通牒

通告