日本語

反証 (はんしょう)

反証 読み:ハンショウ
とは、

概要

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反証」は、ある主張・立証に対して、それが正しくないことを示すための証拠や論拠を指す言葉。

特に論理や法的議論、科学的検証などで使われ、相手の主張に反対する根拠として機能する。

科学ではある仮説が誤りであることを示す観察やデータも「反証」と呼ばれる。

対義語は「立証」。

例文

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・彼の主張に対する反証は、過去の統計データだった。

・仮説を反証するには、明確な反例が必要だ。

・その理論は今のところ反証されていない。

語源

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「そむく、くつがえす」「あかし、根拠」という意味から。つまり「反証」は「証拠をもって相手の主張に逆らい、打ち消すこと」を表す熟語。論理的・法的な文脈で使用される漢語として成立している。

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立証

宗旨 (しゅうし)

宗旨 読み:シュウシ
とは、

概要

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宗旨」は、もともと仏教において、各宗派がそれぞれ掲げる教えや理念を指す言葉。

浄土宗・曹洞宗などの宗派の違いは、それぞれの宗旨の違いに基づいている。

宗教以外の分野でも、「組織や人が掲げる根本的な考え方・主義」という意味で比喩的に使われることがある。

語源

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「おおもと」「考え」で「根本の考え」という意味から。中国仏教の影響を受けて日本でも用いられるようになり、特に仏教各宗派の教義を示す言葉として定着した。後に思想や信条などにも用いられるようになった。

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宗旨変え (しゅうしがえ)

宗旨変え/宗旨替え 読み:シュウシガエ
とは、

概要

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宗旨変え」とは、それまで信仰していた宗教の教義や所属していた宗派をやめて、別の宗教・宗派に改めることを指す言葉。

転じて、信念・主義・思想・立場などを大きく変えることにも使われる。

個人的な改宗の場面だけでなく、政治的・思想的な転向、または団体・企業などの方針転換を比喩的に表す場合もある。
現代では宗教以外の文脈でも広く用いられる。

語源

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宗旨」は、もともと仏教の宗派や教義を指す言葉。「変え/替え」は「かえること」。江戸時代には、幕府によって寺請制度が敷かれ、人々はどの寺に属しているか(つまりどの宗派に属しているか)を記録されていたため、「宗旨変え」は制度上も重大な行為だった。これが転じて、立場や考えを変える一般的な意味でも使われるようになった。

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宗旨

採集 (さいしゅう)

採集 読み:サイシュウ
とは、

概要

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採集とは、野山や海など自然の中から、植物・鉱物・昆虫・標本などを取り集める行為を指す。

研究・標本・趣味・食料などの目的で行われることが多く、特定の道具や知識を必要とする場合もある。

生物学・民俗学・登山・サバイバル活動など、幅広い分野で使われる用語。

語源

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「とる」「あつめる」で、とって集めるという意味から。

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欠伸 (あくび)

欠伸 読み:アクビ
とは、

概要

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あくびは、眠気・疲労・退屈・リラックスなどの状態において、無意識に行われる呼吸反応。

主に口を大きく開けて深く息を吸い込み、その後ゆっくり吐き出す動作であり、まぶたが閉じたり涙が出ることもある。

人間だけでなく、動物にも広く見られる行動である。

語源

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欠伸」の「」は、「口を開ける」や「欠ける」という意味を持ち、古くから「あくびをする」という動作を表す文字として使われてきた。
」は「体を伸ばす」ことを表しており、「欠伸」は「あくびとともに体を伸ばす動作」全体を表した熟語とされる。元々、あくびをするときに同時に手足を伸ばしたり、背筋を伸ばしたりする様子を含めて「欠伸」と呼ばれたと考えられる。
」も「」も古くからある漢字で、音読み・訓読みともに古代中国から伝わった語義が反映されている。

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