文化

法被 (読み)はっぴ

法被 (ハッピ)
とは、

江戸時代は、職人が着ていた正装であった。
今は祭りなどの行事に着用されることが多い。

語源

平安時代以降に身分が高い皇族が正装の下に着ていた半臂 (はんぴ) が語源。

法被” と書くのはは当て字。

羽織・法被・袢纏・ちゃんちゃんこの違い

現代では区別がなくなってきているが、一般的には以下のように区別される。

羽織は、襟を折り返した、袂袖のもの。
法被は、襟を折り返さない、筒袖のもの。
袢纏は、長袖で裏地があるもの。
ちゃんちゃんこは、半袖で裏地があるもの。

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羽織

袢纏

ちゃんちゃんこ

羽織 (はおり)

羽織 読み:ハオリ
とは、

概要

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羽織とは、日本の伝統的な和服の一つで、着物の上に羽織る上着のことを指す。

元々羽織は男装で、小袖の上から着る着衣であった。

語源

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羽織” という織物の名称がに由来。

羽織・法被・袢纏・ちゃんちゃんこの違い

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現代では区別がなくなってきているが、一般的には以下のように区別される。

羽織” は、襟を折り返した、袂袖のもの。

法被” は、襟を折り返さない、筒袖のもの。

袢纏” は、長袖で裏地があるもの。

ちゃんちゃんこ” は、半袖で裏地があるもの。

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織物

法被

ちゃんちゃんこ

伝統芸能 (でんとうげいのう)

伝統芸能
読み:デントウゲイノウ
とは、

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伝統

芸能

菊の節句 (きくのせっく)

菊の節句 読み:きくのせっく
栗の節句 読み:くりのせっく
重陽 読み:ちょうよう
とは、

『9節句

日付

9月9日

概要

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菊の節句は、旧暦を使用していた頃は五節句を締めくくる最後の行事として盛んに行われていた。

改暦以降は新暦で行事を行うようになり、菊の開花や栗の収穫よりも、節句の時期が早すぎるようになったため、菊の節句は廃れていき、祝う地域が少なくなっていった。

日本の風習

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菊酒を飲む

菊を鑑賞しながら菊酒を飲むと長寿になると言われていることから。

栗ご飯を食べる

作物の収穫時期と重なるため、庶民の間では「栗の節句」として栗ごはんを食べて祝っていたことから。

起源・由来

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菊の節句

旧暦では菊が咲く季節であることから。

栗の節句

旧暦では栗の収穫の季節であることから。

重陽

陰陽思想では奇数は陽の数で、陽数の極である「9」が重なる日であることから “重陽” と呼ばれる。

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節句

七夕 (たなばた)

七夕 読み:たなばた/しちせき
笹の節句 読み:ささのせっく
とは、

『織姫と彦星が年に一度だけ会えるとされる日』

日付

7月7日

概要

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七夕は、7月7日に行われる節句で、古くから織姫と彦星が天の川を渡って会えるとされる日。この日は二人の物語が基になっている。

起源

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七夕の起源については、古代中国の伝説「七夕伝説」に由来するとされている。

七夕伝説の内容

機織りが上手な織姫 (織姫星/織女星)と働き者の彦星 (牽牛星)は、織姫の父のすすめで結婚した。
しかし結婚後、二人は遊んでばかりで働かなくなったため、怒った織姫の父は、二人を天の川の両岸に別れさせた。
離れ離れになった二人は、今度は悲しむばかりで働かなかったため、織姫の父は仕事に励むことを条件に、7月7日だけ二人の再会を許した。
こうして二人はまた一生懸命に働くようになった。

風習

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短冊に願い事を書く

奈良時代に、中国から日本に入ってきた風習。

笹竹には天の神様がよりつくと考えられているため、願い事を書いた短冊を天の神様に届くよう空に向かって立てるようになった。

由来

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笹の節句

行事に笹を用いることから。

たなばた

たなばた」と読む由来は、昔、7月7日の夜に祖先の霊を祀るため機織りをし、織り上がった布を捧げる行事があり、その織り機の名前が “棚機” (たなばた) であったことから。

同義語

星祭 (ほしまつり)

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節句

短冊