名言・ことわざ

画竜点睛を欠く (がりょうてんせいをかく)

画竜点睛を欠く 読み:ガリョウテンセイヲカク
とは、

概要

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画竜点睛を欠く」という表現は、何かをほぼ完璧に仕上げたが、最後の決定的な部分が欠けていることで、全体が完成していないことを意味する。

語源

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中国の六朝時代、梁(りょう)の絵の名人・張僧繇(ちょうそうよう)が竜の絵を描き、「睛を入れればたちまち竜が飛び去る」と言い、目を描かなかった。人々はその話を信じず無理に目を描かせたところ、目を入れた竜がたちまち天に昇ったという故事に由来する。

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焼きが回る (やきがまわる)

焼きが回る 読み:ヤキガマワル
とは、

語源

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鍛冶における刃物の製造工程から生まれた言葉。刃物を硬くし切れ味を高めるために行う「焼き入れ」という工程が由来となっている。この焼き入れを過度に行うと刃が脆くなり切れ味が低下することがあり、これを「焼きが回る」と表現した。そこから転じて、人の能力や体力が衰える様子を比喩的に表すようになった。

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比喩

具眼の士を千年待つ (ぐがんのしをせんねんまつ)

具眼の士を千年待つ
読み:グガンノシヲセンネンマツ
とは、

概要

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具眼の士を千年待つ」とは、江戸時代の画家、伊藤若冲に由来する言葉。

この言葉は、直訳すると「見る目のある人を千年待つ」という意味だが、「価値あるものや才能を正しく見抜ける人物が現れるまで、長く時間がかかっても待つ」という意味が含まれている。

特に芸術や創作の分野において、自分の作品や才能を正当に評価してくれる人が希少であることを強調する表現。

語源

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具眼の士「物事の本質を見抜く能力をもっている者」という意味から。

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具眼の士