液体民主主義 読み:エキタイミンシュシュギ
Liquid democracy 読み:リキッドデモクラシー
とは、
『直接民主主義と代議民主主義を組み合わせたシステム』
概要
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液体民主主義とは、国民が自分で投票することも、信頼する代表者に投票権を委任することも自由に選べる民主的な仕組みのこと。
英語では Liquid democracy と呼ばれ、「液体」のように形を変えながら意思決定の方法を選べることに由来する。
この方式では、ある課題について詳しい知識を持つ人に票を託し、より適切な判断をしてもらうことができる。
さらに、委任は一時的であり、いつでも取り消したり別の人に移すことができるため、参加者の自由度が高いのが特徴。
従来の硬直的な代表制とは異なり、柔軟で分散的な意思決定を可能にする新しい民主主義の形として注目されている。
語源
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「液体民主主義」は、英語 Liquid democracy の訳語で、liquid(液体)には流動的・柔軟なという意味がある。
インターネット技術の発展とともに提案された概念で、2000年代以降に欧州の一部政党や政治運動によって実験的に導入された。