歴史

御成敗式目 (ごせいばいしきもく)

御成敗式目 読み:ゴセイバイシキモク
とは、

概要

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御成敗式目とは、1232年(貞永元年)に鎌倉幕府の3代執権・北条泰時によって制定された、武士政治や裁判の基準を明文化した法令のこと。

全51か条から成り、武士社会における道徳や慣習をもとに、公正な裁判と統治を行うために作られた。

土地相続や領地争い、奉公など武士に関わる現実的な問題に即した内容が多い。

朝廷の「律令」ではなく、武士による支配を正当化し、武家政権としての基盤を固める重要な意味を持つ。

後の戦国時代や江戸時代の法体系にも影響を与えた。

語源

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成敗政治を行うこと」式目「規則・決まりごと」という意味で、合わせて「政治を行うための決まり()」という意味になる。

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成敗

式目

武家

式目 (しきもく)

式目 読み:シキモク
とは、

概要

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式目とは、鎌倉時代以降の武家政権が定めた法令の呼称で、特に「御成敗式目」に代表される。

条文形式で書かれ、武士社会の秩序や裁判の基準を定めるためのルール集だった。

朝廷の律令に対して、武家社会ではこの「式目」が実際の法として機能していた。武士土地相続、訴訟、年貢の取り扱いなど、現実的な問題に対応する実務的な内容が多いのが特徴。

「◯◯式目」という形で複数の武家政権が制定しており、室町幕府の「建武式目」などもその一例。

語源

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「法式」「条目」という意味から。

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御成敗式目

武家

Abracadabra (アブラカタブラ)

Abracadabra 読み:あぶらかたぶら
とは、

概要

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Abracadabra」は、魔法や手品をするときに唱えられる呪文として広く知られている。

もともとは病気を治す護符などに使われていた言葉で、特定の方法で文字を並べて書くことで魔除けの効果があると信じられていた。

現在では、魔法のようなことが起こる場面で象徴的に使われることが多い。

語源

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ラテン語から英語に入った言葉で、アラム語の avra kedabra「私は話すとそれが創造される」が由来とされる説がある。ほかにも、ヘブライ語やギリシャ語由来とする説もある。

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上米 (うわまい)

上米 読み:うわまい/あげまい/じょうまい
とは、

概要

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上米は、江戸時代に諸大名が幕府に献上した米のこと。

特に、財政難に陥った幕府が延享年間(18世紀中頃)に行った「上米の制」では、諸大名に対し1万石あたり100石の米を献上させ、その代わりに参勤交代の負担を軽減した。この制度は財政再建策の一環として導入されたが、長続きはしなかった。

語源

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」は幕府(または朝廷)に差し出すことを意味し、「」はその献上品を指す。

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大名

Sagrada Família (サグラダファミリア)

Sagrada Família 読み:さぐらだふぁみりあ
とは、

概要

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サグラダ・ファミリアは、1882年に建設が開始されたスペイン・バルセロナに位置するカトリック教会。

設計はスペインの建築家アントニ・ガウディによるもので、ゴシック建築とアール・ヌーヴォーの要素を融合させた独自の構造と装飾が特徴。

教会全体はキリスト教の信仰や教義を象徴するように設計されており、正面には「誕生のファサード」「受難のファサード」「栄光のファサード」の三つの主要な面が設けられている。

ユネスコの世界遺産に登録されており、バルセロナを代表する観光名所の一つとされる。

長期間未完成の理由

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サグラダ・ファミリアが長期間未完成である理由には、ガウディの複雑な設計や、寄付金や入場料に依存した資金調達の方法が挙げられる。

また、スペイン内戦で設計資料が失われたことや、新型コロナウイルスによる遅延も影響している。

近年は技術の進化により進捗が加速しているものの、歴史的背景や設計の難しさが建設の長期化を招いている。

語源

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スペイン語が語源で、Sagrada「聖なる」Familia「家族」で、「聖なる家族」を表す名称。
教会名はキリスト教における聖家族への信仰に由来する。

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