慣用句

奇を衒う(きをてらう)

奇を衒う 読み:キヲテラウ
とは、

概要

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奇を衒うは、人と同じやり方や表現を避け、あえて目新しさや風変わりさを狙って行動したり発言したりすることを指す。

多くの場合、自然さよりも奇抜さを優先し、受け手から不自然・わざとらしいと感じられることが多い。

文学、芸術、会話など幅広い場面で使われるが、やや否定的な意味合いを持つ。

例文

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・彼の服装はいつも奇を衒っていて、周囲の目を引く。

奇を衒った表現ばかりでは、読者の共感を得にくい。

・監督は奇を衒わず、あえてシンプルな演出を選んだ。

語源

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「普通でないこと」衒う「誇示する、見せびらかす」という意味から。
つまり「奇を衒う」は「普通でないことを誇示して見せる」ことを表す。

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Sour Grape (サワーグレープ)

sour grapes 読み:サワーグレープス
すっぱい葡萄 読み:すっぱいぶどう
とは、

概要

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Sour grapes」とは、自分が手に入らないものを軽んじて、実際には欲しかったのにその価値を低く評価する態度を指す慣用句 。

主に、嫉妬心や失望から、そのものを無価値に見せようとする行為を表現する。

語源

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イソップ寓話の「すっぱいぶどう」に由来。話の中で、キツネが高い枝にあるぶどうを取れずに「どうせあのぶどうは酸っぱいに違いない」と言って、実際には欲しかったぶどうの価値を低く評価する様子から来ている。

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sour

井の中の蛙 (読み) いのなかのかわず

井の中の蛙、大海を知らず
(いのなかのかわず、たいかいをしらず)
とは、

語源

「井戸」「カエル」で、「井戸の中のカエルは外の広い世界を知らない」という意味から。

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