積乱雲 (せきらんうん)

積乱雲 読み:セキランウン
とは、

概要

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積乱雲とは、強い上昇気流によって大気の下層から上層まで一気に立ちのぼるように発達する、背の高い雲のこと。形は巨大な塔やカリフラワー、またはキノコ雲のようにも見え、高度10km以上にまで成長することもある。

この雲は、大気が非常に不安定な状態で発生し、短時間に強い雨・雷・突風・ひょうなどの激しい気象現象をもたらす。
いわゆる「夕立」や「ゲリラ豪雨」の原因となるのも積乱雲であり、災害級の天気を引き起こすこともある。

気象学では雲形記号「Cb」(ラテン語名:cumulonimbus クムロニンブス)で表され、「雨雲の王様」とも呼ばれる存在。
飛行機の運航などにも大きな影響を与えるため、観測や警戒の対象となっている。

語源

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積雲」と「乱雲」を組み合わせたかばん語

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積雲

乱雲

乱層雲 (読み)らんそううん

乱層雲 (ランソウウン)
とは、

特徴

乱層雲は、厚くて広がりがある層状の雲で、雨や雪を降らせることが多い。

由来

乱層雲は雲の上部が不規則に乱れた形状をしていることから、「乱れた」「層状の」「くも」という意味からと考えられる。

同義語

乱雲 (らんうん)

雨雲 (あまぐも)

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層雲 (読み)そううん

層雲 (ソウウン)
とは、

特徴

層雲は、 低い高度に位置し空全体を覆うことが多く、くもり空の典型的な雲形態である。

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積雲 (せきうん)

積雲 読み:セキウン
とは、

特徴

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積雲は、晴れた日によく発生し、綿のような形をしている。

同義語

積雲 (つみぐも)

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