下衆の勘繰り (げすのかんぐり)

下衆の勘繰り/下種の勘繰り読み:ゲスノカングリ
とは、

概要

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下衆の勘繰り」とは、人の心情や行動について、悪意に満ちた憶測や推測をめぐらすことを指す言い回し。

多くの場合、下品な考え方や卑しい性根の持ち主が、他人の言動に対して必要以上に邪推し、根も葉もない悪い想像をする様子を揶揄して使われる。

会話や文章で、相手の失礼な勘繰りを否定したり皮肉る場面で用いられることが多い。

語源

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下衆「品性の劣った人」という意味で、「勘繰り」は「勘ぐる」の名詞形で、「根拠のない悪意ある推測」を意味する。
つまり「下種の勘繰り」とは、「下劣な者による悪意ある憶測」という構成で、蔑みや批判を込めた表現として使われる。

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下衆

下衆 (げす)

下衆/下種 読み:ゲス
とは、

概要

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下衆」とは、身分や性格・言動が卑しいとされる人を指す日本語の名詞。

特に、礼儀や品格に欠けた言動をする人を軽蔑して呼ぶ場合に用いられる。

古くは身分制度における「下の者(身分の低い者)」を指す用語だったが、現代では品性や行動に関して蔑視を込めて使われる場合が多い。

語源

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「した」、「人々」という意味から。
つまり「下衆」は「身分の低い人々」や「下の立場にある人々」を指す語で、のちに「品性や行動が卑しい者」を表す蔑称として使われるようになった漢語。

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上衆

上衆 (じょうず)

上衆/上種 読み:じょうず/じょうしゅ
とは、

概要

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上衆」とは、社会的な身分や階級において上位に位置する人々のこと。

貴族や高位の武士などを指す語であり、中世日本の階層社会や儀礼の中で使われた。

対義語は「下衆」で、そちらは身分の低い者を意味する。

現代ではあまり一般的に用いられないが、歴史的文書や古典作品などに見られる表現。

語源

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「うえ」「人々」という意味から。
つまり「上衆」は「上の階層に属する人々」や「身分が高い集団」を表す漢語。
中世の身分秩序の中で、上位に属する者たちを総称して用いられた。

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下衆

【名】Vacances (読み)バカンス

【名】vacances (ばかんす)とは、

 

ラテン語の vacance「空っぽ」が語源で、

 

貴族や金持ちが何もしないでいる時間のこと→

『 休暇

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