走馬灯 (そうまとう)

走馬灯 読み:ソウマトウ
とは、

概要

走馬灯とは、内部の灯りの熱によって仕掛けが回転し、馬や人物などの絵や影が次々と動いて見える灯籠の一種を意味する言葉である。

灯籠の内部に描かれた絵が回転することで、まるで馬が走っているように見えることから、この名で呼ばれるようになった。日本や中国などで古くから親しまれ、夏の風物詩や玩具として知られている。

現在でもこの意味で使われる一方、そこから転じて、映像や記憶、出来事などが次々と流れるように現れる様子をたとえる表現としても広く使われている。

特に、強い衝撃や危機的状況、極度の緊張状態において、過去の記憶や人生の出来事が短時間で連続的によみがえる現象を、「走馬灯のようによみがえる」と表現することが多い。灯籠の中で同じ映像が円環状に連続して高速回転する構造が、脳内で記憶が次々と駆け巡るイメージと重なることから、この比喩が定着したと考えられている。

かつては神秘的・超常的な体験として語られることも多かったが、近年では脳科学や医学の分野でも研究が進められており、極限状態における脳の急激な活動変化や記憶想起との関連が注目されている。

例文

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・縁日に飾られた走馬灯が、静かな夜にゆっくりと回っていた。

・転びそうになった瞬間、昔の記憶が走馬灯のようによみがえった。

語源

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走馬は「走る馬」、は「あかり」や「灯籠」を意味する。走馬灯は、灯籠の内部で馬や人物の絵が回転し、馬が走っているように見えることから名付けられた。そこから、映像や記憶が次々と流れるように現れる様子を表す言葉としても使われるようになった。

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