空城計/空城の計 読み:クウジョウノケイ
とは、
『無防備を装って敵を退かせる策略』
概要
空城計とは、守備が手薄、あるいは無防備に見せかけた城や拠点をあえて見せることで、敵に罠や伏兵の存在を疑わせ、進軍や攻撃をためらわせる策略を意味する言葉である。
『兵法三十六計』の第三十二計に数えられる兵法の一つであり、兵力で著しく劣る状況において、相手の警戒心や知略を逆手に取る心理戦として知られている。実際の戦力ではなく、敵の疑念や恐怖を利用して優位に立つ点が特徴である。
これは一か八かの最終手段として語られることが多く、相手が慎重であるほど成功しやすい一方、見破られれば即座に敗北へつながる危険な策略でもある。
中国古典や兵法の文脈で語られることが多く、特に『三国志演義』において、諸葛亮(しょかつりょう)が城門を開け放ち、琴を奏でながら敵軍を退かせた逸話で広く知られる。ただし、この話には創作的要素が含まれているとされる。