ressentiment 読み:るさんちまん
とは、
【名】
『劣等感による怨恨』
概要
ressentimentとは、怒りや恨みを直接表出できない状況に置かれた人が、その感情を内面に蓄積し、歪んだ形で持続させる心理状態を指す。
特に、自己の無力さや劣位を他者や社会への否定・攻撃へと転化させる点に特徴がある。
哲学の分野では、ニーチェが道徳批判の中で用いた概念として知られ、弱者が強者への敵意を「正義」や「善悪」の価値判断にすり替える心理過程を説明する際に用いられる。
例文
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・He was driven by ressentiment toward those more successful than himself.
彼は自分より成功している人々へのルサンチマンに突き動かされていた。
・Nietzsche analyzed ressentiment as the psychological root of slave morality.
ニーチェはルサンチマンを奴隷道徳の心理的根源として分析した。
・Ressentiment can quietly distort one’s sense of justice and values.
ルサンチマンは、人の正義感や価値観を静かに歪めることがある。
語源
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re-「再び」sentir「感じる」から成り、「繰り返し感じ続ける感情」、特に消化されない怒りや恨みを意味するようになった。
哲学・思想分野の専門語として英語に取り入れられた語。