ぶぶ漬け 読み:ブブヅケ
とは、
京都府方言
『茶漬け』
概要
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ぶぶ漬けとは、飯に熱い茶をかけてさらりと食べる京都の家庭料理を指す言い方で、いわゆる茶漬けにあたる。
京都では日常的な軽食として親しまれてきたが、客に「ぶぶ漬けでもどうどす?」と勧める言い回しは、遠回しに「そろそろお引き取りを」という意味を含む婉曲表現としても知られる。
文化的な含意は京都特有のもので、地域外ではそのままの食べ物の意味で使われることが多い。
語源
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語源には複数説があり、いずれも「ぶぶ」という音を手がかりに成立したとされる。
一説では、茶や湯を注ぐときに立つ音を表した擬音語「ぶぶ」に由来する。
別の説では、熱い飲み物に息を吹きかける際の音を表す擬態語「ぶぶ」から生まれたとされる。
これらの説はいずれも、京都の生活文化における茶や湯にまつわる音が語の成立に影響したという点で共通している。