当て馬 読み:あてうま
とは、
『牝馬の発情の有無を調べるための牡馬』
『相手の反応や出方を探るためのもの』
『本命を引き立てるための脇役』
概要
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「当て馬」は、もともと競馬や馬の交配において、牝馬(めすうま)の発情を促すために使われる牡馬(おすうま)を指した言葉。
そこから転じて、恋愛や競争などの場面で、本命の相手や候補を引き立てるために利用される人を意味するようになった。
比喩的に「踏み台」「かませ犬」と同義で使われることもある。
例文
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・彼は彼女の気を引くための当て馬にされてしまった。
・ドラマでは、主人公の恋を盛り上げるための当て馬的なキャラクターが登場する。
・彼女は友人の恋を盛り上げるための当て馬にされ、少し傷ついた。
語源
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当て「対象としてぶつける」馬「動物の馬」の意味から。
つまり「当て馬」は、もともと牝馬の反応を確かめるために「当てる馬」という意味で使われ、それが転じて「本命を際立たせるために利用される存在」を指すようになった言葉。