冷やかす/冷かす 読み:ヒヤカス
とは、
『からかう』
『店などで買う気がないのに品物を見て歩く』
概要
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「冷やかす」は主に「からかう」意味で使われる動詞。
人の言動を面白がって揶揄したり、冗談半分で言葉をかける場合に用いられる。
また、商店で買うつもりもなく品物を眺めることも「冷やかす」という。
現代では「からかう」の意味が一般的だが、もともとは商慣習に由来する語でもある。
例文
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・友達が恋人の話をすると、みんなで冷やかした。
・観光客が土産物屋を冷やかして歩いていた。
語源
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語源説として有力なものは大きく二つある。
紙漉き職人の説(山谷堀の例)
紙くずを舟に入れ、堀の水にさらす作業を「冷やかす」と言った。
その作業の待ち時間に、職人たちが吉原に遊びに行き、結局は遊女を買わずに帰ったため、「買う気のない客=冷やかし」と呼ばれるようになったとする説。
染物屋の説
布を水にさらして「冷やす」作業を「冷やかす」と呼んだことに由来する。
売り物にしない布を冷やかして見せていたことから、「買わずに眺める」意味になり、さらに「からかう」に広がったとする説。