若気る 読み:ニヤケル
とは、
『男性がめかしこんだり、色っぽいようすをしたりする』
概要
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「若気る」とは、本来は男性が女性のように振る舞い、めかしこんでなよなよとした態度を取ることを指す言葉。
鎌倉・室町時代には、貴人に仕えて男色の対象とされた少年を表す「若気(にやけ)」が元となり、動詞化したものである。
現代では「薄笑いを浮かべる」という意味で使われることが多く、これは「にやにやする」との混同によって生じた意味変化と考えられている。
本来の意味で使う場合は男性に限定され、女性に用いるのは誤用とされる。
例文
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・彼は髪を整えて、めかしこんだ姿で若気ていた。
・貴族の館では、少年が若気て歩く様子が見られた。
語源
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「若気(にやけ)」は、男性が女性的なようすを示すことを意味し、そこから「若気る(にやける)」となった。
もともとは鎌倉・室町時代に、貴人に仕え男色の対象となった少年を指した語に由来する。