咎人 読み:トガニン/トガビト
とは、
『罪を犯した人』
概要
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「咎人」は、罪や過ちを犯した者、特に刑罰の対象となる人を意味する語。
法律用語としてはあまり使われず、主に文学や歴史的文章で「罪人」に近い意味で用いられる。
また、漫画や小説などの創作作品では「とがびと」とルビが振られることがあり、これは「咎(とが)」を訓読みで残しつつ「人」を「びと」と読むことで、和語的で古風かつ重厚な響きを与えるための演出とされる。
この読み方は、登場人物を「特別な罪や宿命を負った存在」として際立たせる効果を持つ。
語源
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「咎」は「罪・過ち」を意味し、「人」は人を指す語。
「咎人」は「罪を負った人」という意味の和製漢語で、古くは法令や記録の中で罪人を表す言葉として使われた。
創作における「とがびと」という読みは、訓読み「びと」を当てることで言葉に荘重さや象徴性を与えた表現と考えられている。