『結晶が外力により一定方向に割れやすい面』
概要
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結晶は原子や分子が規則正しく配列しているため、ある特定の方向には結合が弱く、力を加えるとその方向に沿って割れやすくなる。
この割れやすい面を「へき開面」と呼ぶ。
鉱物学や結晶学で用いられる概念で、宝石の研磨や鉱物の鑑定にも利用される。
たとえば雲母は非常に完全なへき開を持ち、薄い板状に剥がれやすい。
語源
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へき開「固体を裂き、特定の結晶断面を露出させる手法」という意味から。
つまり「へき開面」とは「裂けて開く面」、すなわち結晶が自然に割れる特定の面を指す学術用語。
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