こって牛 読み:コッテウシ
とは、
『雄牛』
『強情な人』
概要
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「こって牛」は、地域によって異なる意味を持つ方言的な表現。
鹿児島地方では、「牡牛(おすうし)」や「雄牛(おうし)」を意味し、「ことい牛(特牛)」が訛って変化したとされる。
力強く立派な雄牛を指す言葉として使われることがある。
一方、大阪の河内地方では、親や年長者の言うことを素直に聞かない強情な人を指す俗語として使われる。
主に親しみやからかいの気持ちを込めて用いられることが多い。
共通語ではないが、地域では比較的なじみ深い言い回し。
語源
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鹿児島方言では「ことい牛(特牛)」が転じたとされ、「特別に強い牛」「立派な雄牛」を意味する言葉が「こって牛」となったと考えられる。
河内地方では、「頑固で折れない=こっている」性格と「牛」を結びつけた表現とされ、比喩的に頑固な人の性格を牛に例えて用いたもの。
いずれも地域特有の方言表現である。