色即是空 (しきそくぜくう)

色即是空 読み:シキソクゼクウ
とは、

概要

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色即是空」は仏教の言葉で、「」は形あるもの、すなわち物質的な現象を指し、「」は実体のない無常の状態を意味する。
つまり、「形あるものはすべて実体がなく、空である」という真理を表す。

この考えは万物が常に変化し続け、固有の独立した存在がないことを説いている。

般若心経の有名な一句で、仏教哲学の核心の一つ。

語源

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色即是空」はサンスクリット語の「rūpaṃ śūnyatā」と対応し、「(形あるもの)」と「(実体のなさ)」が一体であるという意味。古代インドの仏教哲学に由来し、中国の漢訳経典を通じて日本に伝わった。仏教思想において、存在の本質を理解するための重要な概念である。

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