Maiden (メイデン)

maiden 読み:めいでん
とは、

【名】

【形】

概要

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maiden」は、元々は未婚の若い女性や純潔を象徴する乙女を意味する言葉。文学や詩的な文脈でよく使われ、古風で上品な響きを持つ。

名詞としては「a fair maiden(美しい乙女)」のように、女性を指す使い方が一般的だったが、現代ではやや形式ばった言い回し。

一方で比喩的に「初めての〜」という意味でも用いられ、たとえば「maiden voyage(初航海)」「maiden speech(初演説)」など、何かを初めて行うことを指す。形容詞として使うときは、こうした初回の意味に限定されることが多い。

例文

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・The maiden climbed the tower to see the sunset.
 乙女は夕日を見るために塔へ登った。

・The ship set sail on its maiden voyage across the Atlantic.
 その船は大西洋横断の初航海に出発した。

・He gave his maiden speech in parliament today.
 彼は今日、議会で初めての演説を行った。

語源

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古英語 mægden「若い女性・娘」が語源。mægdenmægd「女性、娘」に縮小辞 -en がついた形で、「若く未婚の女性」を意味していた。中英語 maidein を経て現代英語 maiden となった。古くは純潔や未経験の象徴として宗教や詩にもしばしば登場した。

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