相応 読み:ソウオウ
とは、
『つりあいがとれていること、ふさわしいこと』
概要
詳細≫
相応とは、ある物事や状況、人の立場などに対して、それに見合った程度・内容・状態であることを表す言葉。
「努力に相応の成果」などのように、バランスが取れていて適切であるという意味で使われる。
肯定的・中立的な場面で用いられ、「不相応」などの否定的な語と対比されることも多い。
語源
詳細≫
仏教語に由来し、「相応」は心と心の働きが互いに結びついていることを意味する。もとはサンスクリット語の saṃyukta「結びついた、調和した」を訳した語で、心と対象世界との一致、因果の結合、三業(身・口・意)の調和などを表す概念として使われた。そこから「つりあっている」「ふさわしい」という意味で日常語にも広がった。