
silicone 読み:しりこーん
とは、
概要
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シリコーンは、ケイ素(Si)と酸素(O)を交互に結合させた骨格(Si–O–Si)に有機基が結合した高分子化合物の総称で、ゴム状、油状、樹脂状など多様な形態を持つ。
耐熱性、耐水性、耐薬品性に優れ、電気絶縁性も高いため、工業用シール材、潤滑油、化粧品、医療用器具、電子部品など幅広い分野で利用される。
また、柔軟性や安定性に富むため、食品加工や調理器具にも応用されることがある。
語源
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ラテン語 silexは「硬い石」を意味し、主成分は二酸化ケイ素(シリカ)である。
1808年、イギリスの化学者ハンフリー・デービーは、このシリカからまだ知られていなかった元素を分離しようと試み、その元素を、『シリカに由来する』という意味を持つ新ラテン語の「silicium」と名付けた。
その後、他の元素名との類推から語尾が「-on」に変更され、現在の英語名 silicon が定着した。