メソポタミア文明 (めそぽたみあぶんめい)

メソポタミア文明 読み:メソポタミアブンメイ
とは、

概要

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メソポタミア文明とは、現在のイラク付近にあたる地域で、紀元前3000年頃から発展した古代文明

灌漑農業を基盤とし、多くの技術・制度・知識を発展させ、西洋文明の源流の一つとなった。

特徴

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楔形文字(けっけいもじ)

粘土板に葦の棒で刻んだ文字で、世界最古級の文字体系。記録や法律、取引などに使われた。

都市国家の発展

ウル、ウルク、ラガシュなどの独立した都市国家が多数存在し、それぞれに王や守護神がいた。

法の整備

バビロニアの王ハンムラビが制定した「ハンムラビ法典」は、現存する最古級の成文法典として有名。

神殿と宗教

多神教が信仰され、都市にはジッグラトと呼ばれる巨大な神殿が建設された。

農業と灌漑技術

チグリス川・ユーフラテス川の水を利用した灌漑農業が発達し、安定した食料生産を可能にした。

学問の発展

天文学や暦、数学が高度に発達し、六十進法などが用いられた。

語源

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ギリシャ語で Mesopotamia「川の間の土地」という意味。
meso「中間」potamos「川」から成り、チグリス川とユーフラテス川の間の地域を指す。

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