挟がる (ハサガル)

挟がる 読み:ハサガル
挟かる 読み:ハサカル
とは、

出雲地方の方言

『挟まる』

概要

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挟がる」「挟かる」は、主に島根県東部(出雲地方)を中心とする方言で、「何かが物の間に入り込んで抜けにくくなる」「はさまる」といった意味を持つ言葉。標準語の「挟まる」に近い使い方をされる。

使用例

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・指がドアに挟がって痛いわ。
(指がドアにはさまって痛いよ。)

・紐が椅子に挟かって取れん。
(紐が椅子にはさまって取れない。)

語源

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挟がる」「挟かる」は、いずれも動詞「挟む」の自動詞化した方言形とされる。「〜がる」「〜かる」は日本語の方言でよく見られる自動詞化の語尾であり、山陰地方(特に出雲)ではこのような形で使われてきた。「はさまる」と意味はほぼ同じだが、地域独特の言い回しとして現在も受け継がれている。

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