日本語

策略 (さくりゃく)

策略 読み:サクリャク
とは、

『相手を陥れるためのたくらみや手段』

概要

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策略とは、目的を果たすために立てる、相手をだましたり出し抜いたりするための手段や工夫を指す言葉。

相手を不利な状況に追い込むことを意図した、悪意を含んだ計画である場合が多い。

物語・軍事・ビジネス・人間関係などさまざまな場面で使われ、「策略にはまる」「巧妙な策略」などの形で用いられる。

計略と策略の違い

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計略は、相手を出し抜くために知恵や工夫を凝らして練られたはかりごとで、長期的かつ間接的な戦略を含むことが多い。

一方、策略は、相手を陥れたりだましたりする意図が強く、より直接的で短期的な手段を指す。

文脈によっては印象が入れ替わることもあるが、”計略は「知恵による駆け引き」、”策略“は「悪意を含むたくらみ」というニュアンスの違いがある。

語源

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はかりごと「手段や方法」という意味から。
古くは中国の兵法書などに見られ、敵を倒すための知略・計画として発展した表現。
日本語としても、ずる賢く計画的に相手を誘導する意味で用いられてきた。

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計略

はかりごと

謀 (読み) はかりごと

計り事 (ハカリゴト)
とは、

  『物事がうまくいくように考えること』

  『計画、手段』

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泡沫 (うたかた)

泡沫 読み:ウタカタ
とは、

  『水に浮かぶ泡』

  『はかないもの』

語源

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泡沫(うたかた)」は、中国語の「泡沫」という言葉に、元々日本にあった「うたかた」という読み方を当てはめた熟字訓。

うたかた」は、日本語の うた「儚いもの」と、かた「跡・形」を組み合わせた言葉で、水面に浮かぶ泡のようにすぐに消えてしまう儚いものを意味する。古くから和歌や文学で使われ、無常観を表す言葉として定着した。

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