時代錯誤 読み：ジダイサクゴ
とは、
『その時代にそぐわない』
『時代の流れに合っていない考えや行動』
「時代錯誤」は、ある人物の考え方や言動、制度などが、現在の時代背景や価値観に合っていないことを表す言葉。
過去の常識や古い感覚に基づいた態度や判断を、現代に持ち込んでいるような場面で使われる。
「今どきそんな考えは時代錯誤だ」のように、批判的・否定的な文脈で使われることが多い。
時代「ある特定の歴史的な時期や社会的背景」錯誤「理解・認識の誤り」つまり「時代錯誤」は「時代の流れや価値観との食い違い・まちがい」という意味を持つ熟語で、古い常識や観念が現代に合っていない状態を表す。
村八分 読み：ムラハチブ
とは、
『村や共同体の中で、特定の個人や家族を仲間外れにすること』
村八分とは、村落共同体において規律や慣習を破った者や嫌われた者を、生活上の付き合いから締め出す慣習をいう。
火事や葬式など最低限の助け合いは残す場合が多く、それ以外の行事や交際を断絶する形で行われた。
江戸時代の農村社会で広まり、社会的制裁の手段として強い効果を持った。
現在では比喩的に、集団からの孤立や排除を表す言葉としても用いられる。
・彼は規律を乱したため、村八分にされて孤立した。
「村八分」には二つの代表的な説がある。
この説は、「村」という単位から、不要なものを「省く（はぶく）」「弾く（はじく）」という意味に転じたというもの。
不要なものを退ける意から、仲間から排除する意味に発展したとされ、学術的にはこちらが有力視されている。
「村八分」は、村の共同生活における十の互助関係のうち、「火事」と「葬式」の二分だけを残し、他の八分を断つことから生まれた言葉と言われている。
つまり助け合いの十の場面のうち二つは例外として残し、他は断絶するという説明。
広く知られるが俗説とされる。
産官学 読み：サンカンガク
とは、
『産業界、官公庁、学術機関の三者』
産官学は、産業界（企業や経済団体）、官公庁（政府や地方自治体）、学術機関（大学や研究機関）の三つの分野をひとまとめにした言葉。
これら三者が連携して、技術開発、政策立案、地域振興、社会課題の解決などに取り組む場面で使われる。
特に、産官学連携や産官学共同プロジェクトといった形で、相互に知識や資源を持ち寄り、協力しながら新たな価値を創出することを指す場合が多い。
産「産業」官「官公庁」学「学術機関」を意味し、三者の頭文字を並べたもの。高度経済成長期以降、特に技術革新や地域振興の文脈で広く用いられるようになった。