キリスト教・ユダヤ教
律法 (りっぽう)
律法 読み:リッポウ
とは、
概要
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律法は、宗教や国家が定めた規範や法を指す言葉で、社会や信仰生活を正しく導くための基準とされる。
特にユダヤ教では、神がモーセを通じて人々に与えた法の体系を指し、モーセ五書(トーラー)の内容を中心に、多くの戒律や教えが含まれる。
律法は、信仰生活のあらゆる面で重要視され、学問や実践の対象ともなる。
語源
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「律」は音楽の調律や秩序を示し、「法」は基準や規範を意味する。中国古代において国家や宗教の規則を表す言葉として成立し、日本でも宗教法や国家法を意味する語として用いられるようになった。ユダヤ教のトーラー(תּוֹרָה)の訳語としても使われている。
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Torah (トーラー)
ヘブライ語:תּוֹרָה 読み:トーラー
英語:Torah 読み:トーラ
とは、
『ユダヤ教の聖典』
概要
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トーラーは、ユダヤ教において最も重要とされる聖典や教えを指す言葉。
狭義ではモーセ五書(創世記・出エジプト記・レビ記・民数記・申命記)を意味し、広義ではユダヤ教の宗教的律法や伝統全体を含むことがある。
宗教儀式や日常生活の規範として重視され、信仰や学びの中心となっている。
語源
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ヘブライ語の「תּוֹרָה」は、「教える」「示す」を意味するヘブライ語の動詞「יָרָה(ヤーラー)」に由来する。この語は、神が人間に正しい道や法を教えることを示す言葉として古代ヘブライ語で用いられるようになった。
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福音派 (ふくいんは)
英語: Evangelical 読み:イヴァンジェリカル
ギリシア語: εὐαγγέλιον 読み:エウアンゲリオン
福音派 読み:フクインハ
とは、
『聖書を神の言葉として絶対的な権威とするキリスト教の立場』
概要
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福音派は、キリスト教の中でも特に「聖書は神の言葉であり誤りがない」とする立場を取り、イエス・キリストの十字架による贖罪と、個人の信仰による救いを強調するグループ。
カトリックや正教会とは異なり、プロテスタントの中の一潮流にあたる。特徴としては、回心(信仰の決断)の重要性、宣教や伝道への積極的姿勢、個人的な聖書読解と祈りの実践などがある。
現代では、教派を超えて「聖書中心の信仰」「キリストによる救いの強調」「伝道重視」などの特徴を持つ教会や信徒を総称して「福音派」と呼ぶ。
アメリカや韓国では大きな影響力を持ち、日本にも多くの福音派教会が存在する。
語源
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「福音派」という言葉は、「福音(良い知らせ)」を強調する信仰の立場を意味する日本語表現。英語では Evangelical と呼ばれ、この語はギリシア語 εὐαγγέλιον「良い知らせ」に由来する。ラテン語 evangelium を経て、キリスト教内で「福音中心の教え」を強調する用語として定着した。
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ヴァルプルギスの夜 (ゔぁるぷるぎすのよる)
Walpurgisnacht 読み:ヴァルプルギスナハト
ヴァルプルギスの夜 読み:ヴァルプルギスノヨル
とは、
『魔女たちが集まるとされる日』
概要
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ヴァルプルギスの夜は、4月30日の夜に行われる祭りで、特にドイツを中心とした北欧諸国やキリスト教の影響を受けた地域で広く知られている。
この祭りは、魔女たちが集まり、春の訪れを祝う日とされており、古代の異教の儀式に起源を持つ。
特に、ドイツのハルツ山脈での集まりが有名で、伝説によれば、ここで魔女たちが宴を開くとされる。
由来
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ドイツ語の Walpurgis「聖ヴァルプルガ」と Nacht「夜」に由来する。聖ヴァルプルガは、8世紀のイギリス出身の修道女であり、ドイツのアイヒシュテット修道院の院長を務めた。彼女は異教の慣習と戦った宣教師として知られ、5月1日が彼女の列聖記念日である。