四字熟語

意気揚揚 (いきようよう)

意気揚々 読み:イキヨウヨウ
とは、

『いかにも誇らしげに振る舞う様子

語源

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意気揚々の由来は、中国の歴史書『史記』に記されたエピソードに基づく。

中国春秋時代の宰相・晏嬰(あんえい)は、地位の高さにふさわしい立派な馬車を与えられていたが、自らは謙虚にふるまっていた。一方、その馬車を操る御者(ぎょしゃ)は、自分の身分が高いわけではないにもかかわらず、豪華な馬車を運転していることを誇らしげにしていた。

この御者の様子が、意気「意気込み」揚揚「気持ちが高まっているさま」を体現しているとして、後に「意気揚々」という言葉の意味を説明する例として引かれるようになった。

なお、「意気揚々」という言葉自体はこのエピソードから直接生まれたわけではなく、あくまでこの話が言葉の意味を象徴するものとして伝わっている。

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揚揚

誇らしげ

四面楚歌 (読み)しめんそか

四面楚歌 (シメンソカ)
とは、

『周り全てが敵の状態

語源

中国の故事が語源。
四方を敵に囲まれ、その敵が歌う楚歌 (国歌)が鳴り響く様子から。

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比翼連理 (ひよくれんり)

比翼連理 読み:ヒヨクレンリ
とは、

『男女が仲睦まじいさま

語源

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中国の詩人の白居易による作品「長恨歌」が由来。
比翼「中国の伝説上の鳥」連理「二つの木の枝が重なり一つの木のようになること」で、比翼の鳥は雌雄それぞれ目と翼が一つずつで、常に一体となって飛ぶということから。

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一体

大盤振る舞い (読み)おおばんぶるまい

大盤振舞/椀飯振舞
(オオバンブルマイ)
とは、

 『気前よく物を振る舞うこと

語源

(おう)「お椀」(ばん)「めし」で、「お椀にめしを盛ってご馳走を振る舞う」という意味から。
大盤」は当て字。

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ご馳走