四字熟語

百鬼夜行 (ひゃっきやこう)

百鬼夜行 読み:ひゃっきやぎょう/ひゃっきやこう
とは、

概要

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百鬼夜行は、日本の民間伝承や文学で語られる現象で、夜の間に多数の妖怪や幽霊が群れをなして徘徊するとされる。

平安時代以降の説話や絵巻物で描かれ、恐怖や教訓を伝える題材として使われた。

また、転じて混乱や騒動が入り乱れている状態を比喩的に表現することもある。

語源

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百鬼」は多くの鬼や妖怪を意味し、「夜行」は夜に行動することを意味する。
つまり「百鬼夜行」は『多くの鬼が夜間に行動すること』を表す熟語で、怪異譚や民俗信仰で広く用いられる。

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津々浦々 (つつうらうら)

津々浦々/津津浦浦 読み:ツツウラウラ/ツヅウラウラ
とは、

概要

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津々浦々」とは、日本国内のすべての地域や場所を指して使われる慣用表現である。

津々」は港、「浦々」は入り江を意味し、そこから転じて全国や広範囲にわたることを表す。

文章や会話で、情報・物・影響などが広く行き渡ることを表現する際によく用いられる。

語源

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「みなと」入り江」で、「全国いたるところの港や海岸」という意味から。

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入り江

威風堂々 (いふうどうどう)

威風堂々/威風堂堂 読み:イフウドウドウ
とは、

概要

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威風堂々」とは、立派で重々しい威厳や風格があって、堂々としている様子を表す言葉。

姿や態度が自信に満ちあふれ、他人に圧倒的な存在感を与える場合に使われる。

人物だけでなく、建物や音楽の様式にも例えられることがある。

一般的に肯定的な意味合いを持つ四字熟語。

語源

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威風」は「威厳のある様子や風格」、「堂々」は「立派で落ち着いているさま」を意味する漢字の組み合わせ。つまり「威厳と風格があって、落ち着きと重厚さを備えたさま」を表す熟語。中国の古典に由来し、日本でも長く使われている。

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一所懸命 (いっしょけんめい)

一所懸命 読み:イッショケンメイ
一生懸命 読み:イッショウケンメイ
とは、

概要

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一所懸命は、何かに対して全力で取り組む姿勢を表す言葉。

特に、仕事や勉強などで努力を惜しまず、真剣に取り組む様子を指す。

現在は「一生懸命」のほうが一般的に使われるが、本来の形は「一所懸命」であり、元々は武士が自分の領地(一所)を命がけで守ることを意味していた。

語源

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鎌倉時代、武士が自分の領地(一所)を命がけで守る姿勢を「一所懸命」と表現したことに由来する。後に「一生懸命」という形でも使われるようになった。

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