仏教

煩悩 (ぼんのう)

煩悩 読み:ボンノウ
とは、

『心の悩みや苦しみの原因となる感情』

概要

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煩悩は、仏教において人々が抱く心の悩みや苦しみの原因となる感情や思考を指す。

欲望、怒り、愚かさ、執着などが煩悩に含まれ、これらが苦しみを引き起こすとされる。

仏教では、煩悩を克服することで悟りに至り、苦しみから解放されると教えられている。

語源

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「なやむ」「なやむ」と同じような意味の漢字を2つ重ねて強調した言葉。

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四相 (しそう)

四相 シソウ
とは、

『物事の本来の姿や特性を四つの言葉で表した概念

概要

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四相」とは、仏教においてすべての存在や現象がたどるとされる4つの変化の過程を示す言葉。

4つの相

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生(しょう)

生まれること、物事の始まり。

住(じゅう)

そのまましばらくとどまること、存続。

異(い)

変化すること、変わり始める段階。

滅(めつ)

消滅すること、終わり。

この「四相」は仏教の無常観を表す基本概念の一つで、すべてのものが必ず変化し、やがて滅びるという考え方を支えている。

語源

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仏教用語で、サンスクリット語「catur-lakṣaṇa」の訳語。中国に仏教が伝わった際、「相(そう)」は「姿・ありさま」の意で、「四つの姿(状態)」という意味で訳された。

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凡夫 (読み)ぼんぷ

凡夫 (ぼんぶ)
とは、

『平凡な人、愚かな人』

仏教用語

『仏教の教えを理解していない人』

語源

「平凡」「人」で「平凡な人」という意味から。

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禅問答 (ぜんもんどう)

禅問答 読み:ゼンモンドウ
とは、

真意がとらえにくい問答や会話

会話の噛み合っていない様子のたとえ』

語源

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禅宗の修行法である、禅問答「修行者が疑問を問い、師家がこれに答えること」が語源。
禅問答は、見聞きしただけでは意味の分からないやり取りに、物事の本質や本当の意味を探すことから。

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問答

禅宗