仏教

四相 (しそう)

四相 シソウ
とは、

『物事の本来の姿や特性を四つの言葉で表した概念

概要

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四相」とは、仏教においてすべての存在や現象がたどるとされる4つの変化の過程を示す言葉。

4つの相

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生(しょう)

生まれること、物事の始まり。

住(じゅう)

そのまましばらくとどまること、存続。

異(い)

変化すること、変わり始める段階。

滅(めつ)

消滅すること、終わり。

この「四相」は仏教の無常観を表す基本概念の一つで、すべてのものが必ず変化し、やがて滅びるという考え方を支えている。

語源

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仏教用語で、サンスクリット語「catur-lakṣaṇa」の訳語。中国に仏教が伝わった際、「相(そう)」は「姿・ありさま」の意で、「四つの姿(状態)」という意味で訳された。

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凡夫 (読み)ぼんぷ

凡夫 (ぼんぶ)
とは、

『平凡な人、愚かな人』

仏教用語

『仏教の教えを理解していない人』

語源

「平凡」「人」で「平凡な人」という意味から。

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禅問答 (ぜんもんどう)

禅問答 読み:ゼンモンドウ
とは、

真意がとらえにくい問答や会話

会話の噛み合っていない様子のたとえ』

語源

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禅宗の修行法である、禅問答「修行者が疑問を問い、師家がこれに答えること」が語源。
禅問答は、見聞きしただけでは意味の分からないやり取りに、物事の本質や本当の意味を探すことから。

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問答

禅宗

諸法無我 (しょほうむが)

諸法無我 読み:ショホウムガ
とは、

語源

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仏教の説く教えの一つで、諸法「あらゆる存在」無我「我は無い」で「あらゆる存在に我は無い」という意味から。

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