経済・金融・投資

サンクコスト効果 (読み)さんくこすとこうか

サンクコスト効果
(サンクコストコウカ) 
とは、

『これまでに費やした費用や労力がもったいないと感じ、それを続けてしまうこと』

概要

サンクコスト効果とは、過去に投資した費用を取り戻すために、その投資を継続してしまうことをいう。

しかし、経済学的には、過去の投資はもう取り戻すことはできず、将来の意思決定には影響を与えるべきではないとされる。

サンクコスト効果の例

・過去に多額の費用をかけた事業に固執し、それをやめられなくなる。

・観ている映画が面白くなくても、支払った料金に拘束され、映画を最後まで見ようとする。

・支払っている会費がもったいないと感じて、無駄な買い物をしたり、必要のないサービスを受ける。

同義語

sunk cost effect (サンクコストエフェクト)

サンクコストの誤謬 (さんくこすとのごびゅう)

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サンクコスト

Sunk cost (読み)サンクコスト

sunk cost
(さんくこすと) 
とは、

『これまでに投資した、もう回収できないコスト

概要

サンクコストとは、過去に払ってしまい、もう取り戻すことができない費用のことをいう。

経済学では、サンクコストにこだわりすぎると合理的な判断ができなくなるため、意思決定の際に考慮すべきではないといわれている。

サンクコストの例

広告宣伝費

広告費は、その商品が売れなくても返されないため、サンクコストとなる

会費

会員として支払う費用は、サービスを利用しなくても返されないため、サンクコストとなる。

語源

sunksink の過去分詞形」cost費用」で、「沈没した費用」という意味から。

同義語

埋没費用 (まいぼつひよう)

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【動/名】sink

【名/動】cost

Sell in May (セルインメイ)

Sell in May 読み:せるいんめいん)
とは、

証券用語

『“5月になったらを売れ” という格言

概要

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Sell in Mayは、投資戦略の一つで、株式市場が11月から4月にかけて上昇し、5月から10月に下落する傾向があるという観察に基づいている。

一部の研究やデータで、確かにこの傾向が確認されているが、これは過去の統計的な傾向にすぎず、将来の市場動向を正確に予測するものではない。

語源

詳細≫

Sell in May」の起源は、古い英語の格言「Sell in May and go away」というフレーズに由来する。この格言は、「5月に売って市場から離れ、秋に戻れ」という投資家へのアドバイスを意味している。

この言葉は、特にヨーロッパにおける長い夏休みの習慣に関連していると言われており、投資家が夏に休暇を取るため、5月に持ちを売って秋に戻ってくるという伝統が背景にある。このため、夏の間に株式市場の取引量が減少し、価格変動が大きくなる可能性があることから、この戦略が広まったと考えられている。

同義語

Sell in May and Go Away (セルインメイアンドゴーアウェイ)

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株式

格言

自社株買い (じしゃかぶがい)

自社株買い 読み:ジシャカブガイ
とは、

『企業が自社の株式を買うこと』

目的

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株価の引き上げ

株価が低いときに自社を買うことで、株価を引き上げる効果がある。これにより、株主の利益を向上させることができる。

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株式

PCE (ピーシーイー)

Personal Consumption Expenditures
読み:パーソナルコンサンプションイクスペンディチャ)
米国個人消費支出
読み:べいこくこじんしょうひししゅつ
とは、

『米国の個人支出を集計した指標

概要

詳細≫

PCE は、米国の個人の支出を集計した経済指標で、米国商務省が毎月公表している。

PCE は、GDP の重要な構成要素でもあることから、GDPの先行指標として注目されている。

語源

詳細≫

Personal「個人の」Consumption「消費」Expenditures支出」で、「個人の消費支出」という意味から。

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personal

consumption

expenditures