慣用句

世話を焼く (読み)せわをやく

世話をやく (セワヲヤク)
とは、

 『他人の世話をすること』

語源

世話面倒をみること」焼く「気を配る」という意味から。

関連記事

世話

面倒

木で鼻をくくる (読み)きではなをくくる

木で鼻を括る
(キデハナヲククル)
とは、

 『無愛想な態度、冷淡な様子』

語源

本来この言葉は「木で鼻をこくる(強く擦る)」が正しい。
時が経つにつれ「こくる」が「くくる」に変化した。

昔紙が貴重な時代は、鼻をかむ際に木が使われていて、木で鼻を擦ると痛くて不快な顔になることから、無愛想な態度を表す言葉になった。

関連記事

こくる

冷淡

粉をかける (こなをかける)

粉をかける/粉を掛ける 読み:コナヲカケルル
とは、

 『異性に対して声を掛け誘惑する』

概要

詳細≫

粉をかける」とは、主に男性が女性に対して使う俗語表現で、軽い気持ちで口説いたり相手の反応を探るために声をかけることを指す。

真剣な交際を前提としたものではなく、遊び目的や軽い誘いのニュアンスが含まれる。

日常会話で使われることもあるが、軽薄な印象を与える場合がある。

語源

詳細≫

媚薬や惚れ薬の粉を振りかけて相手を惚れさせようとする発想から来たとされる説が広く知られている。

また、昔に白粉を女性に掛けて気を引こうとした習慣に由来する説や、「粉」を比喩的に用いた当て字的な表現とする説も存在する。

いずれも確証はなく、複数の由来が混在しているのが特徴である。

関連記事