
モンケン 読み:もんけん
とは、
『杭打ち工事や解体工事で使われる、重い鉄の塊』
概要
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モンケンとは、杭打ち工事に用いられる重錘のことを指す。
ウインチなどで巻き上げ、自由落下させることで、杭を地中に打ち込む工法に使用される。
構造がシンプルで組立や運搬が容易であり、狭所や傾斜地など重機が進入できない現場でも用いられる。
一方で、落下時の騒音や振動が大きく、都市部での使用には制限がある。
別名として「落錘」「分銅」「竹輪」などがある。
語源
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語源は、英語の monkey に由来する。
建設現場で使われる杭打ち機には、重い鉄の塊を吊り上げるためのクレーンやワイヤー、滑車などが備えられており、その構造がまるで猿(monkey)が木に登っているように見えたことから、この機械や重錘自体を「monkey」と呼ぶようになった。
日本ではこの monkey が「モンケン」と呼ばれるように転訛し、建設業界の俗語として定着した。