ひとこと辞書

給与は、企業や雇用主が従業員に対して支払う賃金のこと。

基本給のほか、残業手当やボーナスなども含まれる。

労働の対価として支払われるため、雇用契約に基づいて定期的に支給されるのが特徴。

「給料」は、基本給や定期的に支払われる賃金を指す。

一方、「給与」は、給料に加え、残業手当やボーナス、各種手当を含む広い概念。

つまり、給料は給与の一部であり、給与の方がより包括的な意味を持つ。

給「あたえる」与「あたえる」と同じような意味の漢字を2つ重ねて強調した言葉。

源泉徴収は、給与や報酬などの収入を支払う際に、支払者（雇用主や企業）が税金をあらかじめ差し引き、税務署に納付する仕組み。

個人が確定申告を行う手間を省き、税金の支払いを簡便にするために用いられる。

給与所得者などが対象となることが多く、差し引かれた税額は年末調整や確定申告で調整される。

「源泉」は収入が発生する場所を意味し、収入の発生元から税金を差し引くことから「源泉徴収」と呼ばれる。

所得は、個人や法人が得た収入から必要経費や税金などを差し引いた後の金額を指す。

給与所得や事業所得、不動産所得など、さまざまな種類の所得があり、課税対象となる。