ことわざ

月夜の蟹 (読み)つきよのかに

月夜のカニ (ツキヨノカニ)
とは、

『身が少ない蟹』

『中身のないこと』

語源

月夜は蟹が月光を避けるため、餌にありつけずに身が痩せることから。

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月夜

虎の威を借る狐 (読み)とらのいをかるきつね

虎の威を借る狐
(トラノイヲカルキツネ)
とは、

語源

古代中国の書物 “戦国策” の以下のような記載内容が語源。

虎が狐を食おうとしたところ、狐が「自分は神の使いだから、食うと神にそむくことになる。嘘だと思うならついて来てごらんなさい」と言った。
虎が狐の後をついて行くと、獣が皆恐れて逃げた。
虎は、獣たちが自分を恐れて逃げたことに気がつかず、狐の言うことを信じた。

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権勢

空に標結う (読み)そらにしめゆう

空に標結う
(そらにしめゆう)
とは、

語源

空に標縄を結うことは不可能であることから。

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標縄

風が吹けば桶屋が儲かる (読み)かぜがふけばおけやがもうかる

風が吹けば桶屋が儲かる
(カゼガフケバオケヤガモウカル)
とは、

語源

江戸時代の小説に書かれた以下の内容が語源。

風が吹くと土ぼこりで盲人が増える。
盲人は三味線で生計を立てようとするので、三味線に使われる猫の皮の需要が増える。
猫が減るとネズミが増え、ネズミが桶をかじるから桶屋が儲かる。

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