Gottfried von Berlichingen (ゴットフリートフォンベルリヒンゲン)

Gottfried von Berlichingen 読み:ゴットフリート・フォン・ベルリヒンゲン
とは、

【分類】軍人・騎士

概要

ゴットフリート・フォン・ベルリヒンゲンは、16世紀の神聖ローマ帝国で活躍したドイツの帝国騎士である。戦場で片腕を失いながらも鉄製の義手を装着して戦い続けたことで知られ、「鉄腕の騎士」として歴史に名を残している。

若い頃から騎士として各地の戦闘や紛争に参加し、神聖ローマ帝国内の諸侯や都市国家間の争いに関わった。当時の帝国騎士は独立性が強く、軍事力と政治的影響力を持つ存在であり、ベルリヒンゲンもその一人として活動した。

1504年、戦闘中に砲撃を受けて右腕を失う重傷を負ったが、その後、精巧な鉄製義手を装着して騎士として復帰した。特に2代目の義手は、内部に歯車やラチェット機構を備え、もう片方の手で操作することで指の関節を段階的に固定・解放できる精密な構造を持っていた。これにより剣や手綱を握るだけでなく、文字を書くことも可能だったとされ、当時としては極めて先進的な義肢として知られている。

その生涯は武勇だけでなく、反骨精神でも語られる。権力者や体制に対して強い独立心を持ち、時に皇帝側とも対立した。後世には自由や反抗精神の象徴として語られることが多い。

特に18世紀、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが戯曲『ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』の主人公として描いたことで、その名は広く知られるようになった。作品内では、権力者の使者に対して「俺の尻を舐めろ」に相当する強烈な拒絶の言葉を放つ場面が描かれ、このセリフは後にドイツ語圏で反骨精神を象徴する有名な引用として定着した。豪胆で反骨的な人物像は、現在に至るまで彼のイメージ形成に大きな影響を与えている。

代表的業績

詳細≫

・鉄製義手を装着して戦場復帰

・帝国騎士として各地の戦闘に参加

・ドイツ史における反骨的騎士の象徴

・ゲーテ作品の主人公モデル

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