шагай (シャガイ)

шагай (shagai) 読み:しゃがい
とは、

概要

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シャガイとは、モンゴルの遊びや占いに使われる、羊や山羊などの後ろ足の関節部分の骨(距骨)を指す言葉。

この骨は小さく硬く、投げると4つの異なる面を上にして着地するため、サイコロのように使うことができる。

遊びとしては、競技的に飛ばし合ったり、立てたシャガイを的にして当てるなどの伝統的なゲームに用いられる。

また、各面には動物(馬・羊・ラクダ・山羊)を象徴する意味があり、占いにも使われる。

モンゴル文化においては、単なる遊具ではなく、幸運の象徴やお守りとしても大切にされている。

語源

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モンゴル語 шагай (shagai) は、「距骨(きょこつ)」=家畜の足首の骨を意味する語。
語源は原モンゴル語 sïgaï にさかのぼり、これは「骨」を表す言葉とされる。さらに古くは、同じアルタイ語系に属する原始突厥語 siŋük「骨」との関連が指摘されている。
中央アジアの複数の言語(カルムイク語・チャヴァシュ語など)にも類似語形が見られ、遊牧民文化に広く共有された語根に由来すると考えられている。

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画像:Belbury(CC BY-SA 3.0
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